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漢方の将来ビジョン研究会

国民の健康と医療を担う漢方の将来ビジョン研究会

超高齢社会の日本において、漢方が今後も国民の健康と医療に貢献し続けるためには、より一層の漢方医学の研究や医学教育の推進に加えて、漢方製剤等の有効性・安全性・品質に係わるエビデンスの一層の集積、原料生薬の安定確保、製品の安定供給等、解決すべき課題があります。「国民の健康と医療を担う漢方の将来ビジョン研究会(以下:ビジョン研)」(髙久史麿会長)は、アカデミア、関係団体、関係官庁、国民・患者など広い範囲でそれらの課題の共通認識を醸成し、解決に向けた検討を進めることを目的に、日本東洋医学会と日本漢方生薬製剤協会の共催により2016年8月に立上げられました。

ビジョン研では、がん領域、高齢者医療、品質確保と安定供給をテーマとした研究会およびフォーラムの開催を経て、漢方医療を取り巻く課題と対応策に関する「提言書」を2017年3月17日に発表しました。

その後、提言に基づいて研究会を開催し議論を重ね、近年、特に病気を治すことだけでなく、病気と闘う患者に寄り添い、健康寿命の延伸に資する観点から個別化医療が重要視され、漢方薬の必要性がより一層見直されてきている現状を踏まえ、2021年2月にこれまでの提言の更新を取り纏め発表しました。

ビジョン研は、この提言書の内容を確実に実現するために、今後も活動を継続して参ります。

提言書

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