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生薬の解説 : タクシャ

タクシャ (沢瀉)

北海道、本州の北部、朝鮮半島、東シベリア、中国に分布し、沼沢地等に自生する多年生草本である。
塊茎を薬用とする。
基原
サジオモダカ Alisma orientale Juzepczuk
(オモダカ科 Alismaceae)の塊茎を乾燥したもので、通例、周皮を除いたもの。
産地
中国 (四川省、広西壮族自治区 等)
性状
球円形〜円すい形を呈し、長さ3〜8cm、径3〜5cm、ときには2〜4に分枝して不定形を呈するものがある。
外面は淡灰褐色〜淡黄褐色で、わずかに輪帯があり、根の跡が多数の小さいいぼ状突起として存在する。
断面はほぼ密で、その周辺は灰褐色、内部は白色〜淡黄褐色である。
質はやや軽く、砕きにくい。
わずかににおい及び味がある。
成分
多量のでんぷんを含み、四環性トリテルペン(alisol A,Bなど)、セスキテルペン(alismol、alismoxide、orientarol A,B,C)などを含む。
生薬試験 局方規格値
純度試験    (1) 重金属 20ppm以下  (2) ヒ素 5ppm以下
灰分       5.0%以下
酸不溶性灰分 0.5%以下