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生薬の解説 : チンピ

チンピ (陳皮)

常緑の低木又は小高木である。
果皮を薬用とする。芳香性健胃薬として用いられる。
基原
ウンシュウミカン Citrus unshiu Markovich
Citrus reticulata Blanco
(ミカン科 Rutaceae)の成熟した果皮を乾燥したもの。
産地
日本 (静岡県、和歌山県、愛媛県 等)、中国 (浙江省、四川省、広東省)、韓国
性状
形が不ぞろいの果皮片で、厚さ約2mmである。
外面は黄赤色〜暗黄褐色で、油室による多数の小さなくぼみがある。
内面は白色〜淡灰黄褐色である。
質は軽くてもろい。
特異な芳香があり、味は苦くて、わずかに刺激性である。
成分
精油:主成分はd-limonene。
フラボノイド配糖体:hesperidin (黄皮部よりも白皮部に特に多い)。synephrine、ペクチン、クエン酸など。
生薬試験 局方規格値
純度試験   総BHC及び総DDT 0.2ppm以下
乾燥減量   13.0%以下(6時間)
灰分      4.0%以下
エキス含量  希エタノールエキス 30.0%以上
精油含量   0.2mL/50.0g以上