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生薬の解説 : ハッカ

ハッカ (薄荷)

主に中国で栽培される多年生草本である。
特有の芳香があり、芳香性健胃薬として用いられる。
基原
ハッカ Mentha arvensis Linné var. piperascensMalinvaud
(シソ科 Labiatae)の地上部を乾燥したもの。
産地
中国 (江蘇省、浙江省 等)
性状
茎及びそれに対生する葉からなり、茎は方柱形で淡褐色〜赤紫色を呈し、細毛がある。
水に浸してしわを延ばすと、葉は卵円形〜長だ円形で、両端はとがり、長さ2〜8cm、幅1〜2.5cm、辺縁に不揃いのきょ歯があり、上面は淡褐黄色〜淡緑黄色、下面は淡緑色〜淡緑黄色を呈する。
葉柄は長さ0.3〜1cmである。ルーペ視するとき、毛、腺毛及び腺りんを認める。
特異な芳香があり、口に含むと清涼感がある。
成分
l-menthol、methyl acetate、l-menthone、1,8-cineole、β-caryophyllene、l-limonene、iso-menthone などのテルペノイドを含む。
生薬試験 局方規格値
純度試験    異物 根及びその他の異物2.0%以上を含まない
乾燥減量    15.0%以下(6時間)
灰分       11.0%以下
酸不溶性灰分 2.5%以下
精油含量    0.4mL/50.0g以上