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生薬の解説 : ブクリョウ

ブクリョウ (茯苓)

アカマツやクロマツを伐採した後、数年を経て枯れた切り株の周囲の土中、深さ10〜30cm位の所の根に付着形成する。この菌核を薬用とする。
基原
マツホド Poria cocos Wolf
(サルノコシカケ科 Polyporaceae)の菌核で、通例、外層をほとんど除き乾燥したもの。
産地
中国 (湖北省、雲南省、四川省 等)、北朝鮮
性状
塊状を呈し、径約10〜30cm、重さ0.1〜2kgに達し、通例、その破片又は切片からなる。
白色又はわずかに淡赤色を帯びた白色である。外層が残存するものは暗褐色〜暗赤褐色で、きめがあらく、裂け目がある。質は堅いが砕きやすい。
ほとんどにおいがなく、味はないがやや粘液ようである。
成分
多糖:pachyman、四環性トリテルペン酸:eburicoio acid、pachymic acid、 dehydropachymic acid、その他ergosterol、無機塩類。
生薬試験 局方規格値
純度試験  (1) 重金属 10ppm以下  (2) ヒ素 5ppm以下
灰分     1.0%以下