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JKMA GUIDE 2007

2007年10月制作  ※「JKMA GUIDE」の内容の一部は、「日漢協について」でも紹介しています。

日本の伝統医学である漢方の更なる発展のために

日本漢方生薬製剤協会
風間 八左衛門
日本漢方生薬製剤協会は、本年で発足25周年を迎えました。これも、ひとえに会員の皆様の弛まざる活動の成果であり、また、行政を始めとする多くの関係者の方々のご支援・ご協力の賜物であります。この誌面をお借り致しまして心より感謝申し上げます。
日本の伝統医学である漢方は日本の医療の歴史を支え続け、国民の皆様の健康医療に多大な貢献をして参りました。当協会は、そのための施策として策定した「漢方の新しい展開21」に沿って様々な活動を展開してきましたが、更に、今後の協会活動に対しては会員の方々からの様々な声と、業界を取り巻く種々の環境変化をも踏まえた、平成19年度を初年度とする新たな中長期事業計画を策定し、スタートしたところであります。

当協会会員の事業分野は漢方製剤のみならず、生薬製剤や生薬、あるいはそれらのエキスなど多岐にわたってきており、このような多様な会員のニーズに応えるべく、全ての会員に共通する原料生薬に関する課題を第一優先に掲げるとともに、一般用漢方製剤や生薬製剤に対する活動にも鋭意取り組んで参りたいと考えております。

また、平成19年8月末には、厚生労働省より「新医薬品産業ビジョン」が公表され、かねてより主張してきました「日本の伝統医学の一つである漢方医学の継承」は、「新医薬品産業ビジョン」における「製薬企業の向かう方向性」の中でベーシックドラッグファーマのひとつとされ、「伝統的な医薬品(例えば、漢方製剤、生薬)」の文言として盛り込まれました。併せて薬価制度・薬剤給付制度の今後の在り方に関しても、「なお、薬価制度の検討・運用に当たっては、医薬品の安定供給等に配慮が必要である。」とされており、今後に期待が持たれるところであります。

「新医薬品産業ビジョン」において位置づけが明確にされたことは、漢方製剤、生薬における安定供給等の社会的責務がさらに重責となったことを示しており、会員各位には改めて真摯に受け止めていただき、中長期事業計画の確実な実施等、業界として更なる努力をお願い致すところであります。

最後になりますが、当ガイドや日漢協が取り組む活動を通して、日本漢方生薬製剤協会の在るべき姿や今後の方向性を正しくご理解いただき、より一層のご指導、ご支援を賜れば幸甚です。