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日漢協 ニューズレター 58号

(第20巻 第1号)2003年6月

会長挨拶  新年度のスタートにあたって

日本漢方生薬製剤協会 会長
風間 八左衛門
当協会は今年創立20周年を迎えることとなりました。これもひとえに行政当局、学会、関係諸団体の皆様の一方ならぬご支援と、そして何よりも協会加盟会社のたゆまぬ努力によるものと感謝いたします。5月22日には、総会に引き続き、多数の関係者の皆様にご参加いただき、創立20周年の記念祝賀会を開催いたしました。広報委員会を中心に鋭意編纂を行っておりました20年史も完成し、祝賀会の席で皆様に配布いたしました。

振り返ってみますと、日漢協創立の年である1983年から比べまして、「漢方製剤等」の生産金額は医療用・一般用とも2倍以上に伸びております。その一方で、副作用問題などにより市場が縮小するという試練も経験するなど、この20年間の環境の変化は非常に大きなものでありました。

そして現在は、漢方・生薬製剤に計り知れないほどの期待が寄せられるまでになっております。

また、新年度に入れまして早々に、非常にうれしいニュースが飛び込んでまいりました。日本での医学部のある80大学すべてにおいて、簡保いう医学教育の実施が決定したとのことであります。思い起こせば、いまから5年前の平成10年度に漢方医学教育が行われていた大学は38大学にしか過ぎませんでした。すなわち、この5年の間に新たに42大学が導入を決定したということであり、当協会の創立20周年にあたる年に、80大学全てが出揃うという節目の決定がなされたことは、今世紀を漢方・生薬製剤定着の時代にすべく活動を進める上で、非常に心強いことと感じております。

一方、4月16日には第6回目となります市民公開漢方セミナーを開催し、今回もほぼ満席となるほど、多くの一般市民の方々が聴講されました。

講師の先生からは医療用のみならず、消費者にお馴染みの薬局で販売されている漢方薬もいくつかが紹介され、広く市民の方々に、漢方・生薬製剤への理解をより深めていただくことができました。

また、5月16日に福岡で日本東洋医学界と共催しました市民公開講座におきましても、多くの方々が熱心に講師の先生の話をメモされるなど、漢方に対する関心の高さを痛感いたしました。

本年度は初めて総会をマスコミに公開するなど、開かれた日漢協として、漢方・生薬製剤の定着に向けた活動をスタートしたところであります。これからも当協会の活動にしっそうのご協力をいただきますよう改めてお願い申し上げます。


(株式会社ツムラ 社長)