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日漢協 ニューズレター 58号

(第20巻 第1号)2003年6月

日本漢方生薬製剤協会創立20周年記念式典・祝賀会から:
20周年を期に会員一丸となって社会的責任と使命を果たしたい

昭和58年7月21日(木)午後3時、東京繊維会館ホールで全漢方生薬製剤協会(全漢協)と漢方生薬製剤研究会(漢研)が大同団結して創立総会が開かれ、日本漢方生薬製剤協会(日漢協)が誕生してから20年。人生に譬えれば、晴れて大人の仲間入りした日漢協の新たな旅立ちを祝う「日本漢方生薬製剤協会創立20周年記念式典、記念祝賀会」が5月22日(木)東京・丸の内のパレスサイドホテルで開催された。
成人を祝うに相応しい好天にも恵まれ、会場は政界、厚生労働省、日本東洋医学会、業界関係諸団体、マスコミ、会員会社等多数の参加者で賑わった。


副会長に山本貢士氏就任
式典、祝賀会に先立ち、第21回定期総会が開かれ、平成14年度事業報告、平成14年度収支決算報告、理事・監事の改選、平成15年度事業計画(案)平成15年度収支予算(案)が審議された。続いて報告事項として各委員会の委員長より活動状況が報告された。
理事・監事の改選に当たっては、全員が信任され、空席のあった副会長に山本貢士氏(本草製薬代表取締役社長)が選任され、風間八左衛門会長(ツムラ)、中川健(カネボウ薬品)、鈴木五郎(小太郎漢方)、高橋諄和(剤盛堂薬品)の各副会長の留任が信任された。なお、山之内製薬の高山暢二常務取締役が新たに理事に就任した。

3つのEを旗頭に
定期総会終了後、創立20周年記念式典が尚江昌博常務理事の司会進行で挙行された。挨拶に立った風間会長は、日漢協の創立から今日までの漢方業界の曲折に富んだ歴史を振り返りつつ、「いまや、漢方生薬製剤は国民医療の一翼を担うものとして広く人々から期待される存在となってきております。これよりさらにより確かなものとして定着・拡大していくため、先年、わが協会では「漢方の新しい展開21」と題し、その方策を提言していただきました。現在、私どもはエビデンス/漢方の有用性の科学的根拠の集積、エデュケーション/漢方医学教育の支援、エクスパンション/漢方薬の適正な啓蒙普及活動の3つのEを旗頭に協会活動を積極的に展開しているところであります」と、日漢協の現況を述べた。
続いて、今日の日漢協の発展に尽くした歴代役員及び会員各位に対し、感謝の意を表すとともに「この20周年を契機に、会員一丸となってさらに社会的使命と責任を果たしていきたい」と強調し、挨拶を結んだ。
会長挨拶に続き、感謝状贈呈、表彰状授与に移り、日漢協の発展に尽くした下記の歴代役員及び会員各位に風間会長より賞状が授与された。

  • 感謝状贈呈
    伊藤敏雄氏 (前副会長、現顧問)
    数土直方氏 (元副会長)
    喜里山隆之氏(前会長、現顧問) 佐藤進氏  (元副会長)
    三谷康人氏 (元会長、現顧問)
    村山慶吉氏 (元副会長)

  • 表彰状授与
    市尾義昌氏 (ツムラ・再評価委員会委員長)
    酒井博氏  (ツムラ・医療用製剤委員会委員長)
    佐々木博氏 (ツムラ・技術委員会委員長)
    徳岡康雄氏 (小太郎漢方・企画委員会委員長)

    賞状授与の後、受賞者を代表し、創立時から技術委員会委員長として、また、平成10年より再評価委員会委員長を務める市尾義昌氏が「これからも業界の発展、ひいては保健衛生向上のため、その一端を担っていきたい。本日の栄誉を契機とし今後も精進を重ね、努力していきたい」と謝辞を述べ、万雷の拍手を浴びた。

  • 「医療制度改革と漢方の未来」武見敬三参議院議員が講演
    式典に続いて、武見敬三参議院議員による特別講演「医療制度改革と漢方の未来」が行われた。元日本医師会会長で父親でもある武見太郎氏の漢方薬への思いを散りばめながら、今後の漢方のあり方を提言された。
    漢方に造詣の深い武見議員ならではの講演は、当協会にとっても勇気を奮いたたせるに充分な内容であった。