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日漢協 ニューズレター 60号

(第20巻 第3号)2004年1月

日漢協の動き


残留農薬に関する試験結果について
昨年6月、農民運動全国連合会は、「漢方生薬に農薬の残留が認められた」との発表を行った。これを受け、当協会では農薬の残留が認められた5種類の生薬と6種類の農薬を対象として、緊急に自主点検を実施した。
その結果キジツを除く4種類の生薬(サンシュユ、タイソウ、ソヨウ、チンピ)で各1社づづ食品衛生法などの基準値よりも低い値で農薬が検知され、漢方製剤の原料として使われていたことが判明した。
漢方薬としては刻み生薬よりも漢方製剤が圧倒的に多く使用されていることから、上記4種類の生薬を含む漢方製剤の内、生産金額のほとんどを占める17処方について、公的機関である(財)日本食品分析センターに農薬試験を依頼したところ、いずれの漢方製剤からも農薬は検知されなかった。
試験を実施した漢方製剤は、葛根湯、八味地黄丸、大柴胡湯、小柴胡湯、柴胡桂枝湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、半夏瀉心湯、半夏厚朴湯、、防巳黄耆湯、麦門冬湯、補中益気湯、六君子湯、釣藤散、柴朴湯、牛車賢気丸、人参養栄湯、柴苓湯で、試験対象農薬は有機リン系(4種)、ピレスロイド系(2種)、試験方法はガスクロマトグラフ法でおこなった。
この検査結果はインターネットホームページでも公開しており、会員会社を通じて生薬の生産者などに安全性が保証できるものを提供するよう、積極的に働きかけている。