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日漢協 ニューズレター 70号

(第24巻 第1号)2007年5月

ご挨拶/新年度を迎えて  原料生薬に関する課題を第一優先に

日本漢方生薬製剤協会 副会長
鈴木 五郎

新年度を迎えご挨拶申し上げます。

日漢協では、2001年5月に「漢方の新しい展開21…漢方薬の普及から定着へ…」を策定し、この中で、活動指針として3つのEを掲げ、Evidence(漢方薬の有用性の科学的根拠の集積)、Education(漢方医学教育の支援)、Expansion(漢方薬の適正な啓蒙普及活動)を確実に実行して、漢方・生薬製剤を21世紀の医療に定着させることにより、国民の医療と健康に貢献していくことを宣言致しました。

その結果、この5年の間に、残留農薬に関する業界自主基準の設定、第十五改正日本薬局方への漢方エキスの収載、最低薬価の適用、公募型研究の実施、安全対策の強化、一般用210処方の見直し、ホームページを活用しての啓発活動の実施など、日漢協を取り巻く環境の中で数々の成果をおさめることができました。

これらの活動を振り返るとともに、最重点テーマ6項目・重点テーマ7項目の検証を行い、活動の成果として取りまとめを行いました。これらの成果は、各専門委員会など会員の積極的な活動の賜物であったと存じ、会員の皆様方に深くお礼申し上げます。

日漢協発足後20数年が経過する中で、漢方製剤、生薬製剤、生薬あるいはこれらのエキスなどと会員各社の事業分野が広がりを見せております。これら多様な会員のニーズに応えるべく、日漢協の中長期事業計画においては、全ての会員に共通する原料生薬に関する課題(品質確保と安定供給)を第一優先に掲げるとともに、要望の多い一般用漢方製剤や生薬製剤の開発・育成に対する活動に注力して取り組んでまいります。

また、漢方製剤、生薬製剤、生薬に関して、安全確保と適正使用の推進、エビデンスデータの集積、医療関係者および患者・消費者などに対する啓発活動の強化についても引き続き充実していく所存です。特に、漢方製剤、生薬製剤、生薬を代表する団体としての活動を積極的に展開していくとともに、行政、関係諸団体との連携を強化して漢方製剤、生薬製剤、生薬のさまざまな課題に取り組んで行く所存です。

日漢協としては、伝統医学に裏打ちされた漢方製剤・生薬製剤および生薬を継承しながら、生命関連企業および団体としての社会的責任を果たしてまいる所存ですので、引き続き会員各社の皆様には、暖かいご指導・ご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

(小太郎漢方製薬株式会社 代表取締役社長)