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日漢協 ニューズレター 70号

(第24巻 第1号)2007年5月

日漢協の動き


第10回市民公開漢方セミナー
胃腸と漢方 ―健康な心と身体は元気な胃腸から―

平成10年(1998)にスタート以来、10回目を迎えた市民公開漢方セミナーが4月26日(木)、東京・文京区の文京シビックホールで開催された。会場はまさに立錐の余地もなく、仕事帰りのOLをはじめ多数の聴衆で埋まった。

講師は昨年に引き続き、東京女子医科大学附属東洋医学研究所の久米由美先生。始めに胃腸の働きは健康づくりの土台と指摘され、恩師で元日本東洋医学会会長の代田文彦先生の教えだったと披瀝された後、まず総論として、漢方と西洋医学との違いについて述べ、「西洋医学は臓器別に異常を探すことを目的としている。その原因が見つからないと治療が困難だが、一方、漢方は個人を一人の人間として全体的に診るので、原因が特定できなくても治療が可能であり、心身のバランスを整えるのが漢方の治療の基本である」と解説した。


続いて、主な胃腸の病気について、漢方における胃腸の病気の考え方、胃腸の疾患・症状によく用いられる漢方薬について処方(1)(2)(3)にわけて説明され、さらに実例として3例の治療ケースを紹介。最後に、「患者さんの笑顔、言葉で元気をもらっている。漢方をやっていてよかったと実感している」と漢方医としての喜びを語り、万雷の拍手を浴びた。

今回のセミナーでは初めての試みとして、冊子などと共に会員会社の「加盟会社の胃腸薬一覧」を配布。参加者は「これは便利」「こんなものが欲しかった」と異口同音に語っていた。
お知らせ/新たに6社が会員に

このたび、大鵬薬品工業(株)、小林製薬(株)、(株)山崎帝國堂、大幸薬品(株)、(株)龍角散、ロート製薬(株)の6社が新たに入会され、会員会社は77社となった。
平成19年度日漢協研究助成 研究テーマ決定

第5回目を迎えた今回の研究助成には、臨床、基礎、生薬・化学などの幅広い研究分野から63件の応募があった。日漢協が委嘱した学術専門委員による選考委員会での公平かつ厳正なる審査の結果、以下の9テーマに50万円、30万円、20万円の助成金が交付されることになった。

●平成19年度 日本漢方生薬製剤協会 助成対象研究一覧(別項)