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日漢協 ニューズレター 71号

(第24巻 第2号)2007年9月

日漢協の動き


第58回日本東洋医学会学術総会 市民公開漢方講座から
チャングムと漢方

山本先生 寺澤先生 清水先生
第58回日本東洋医学会学術総会の市民公開漢方講座が、総会初日の6月15日(金)午後1時より原爆ドームにほど近い広島国際会議場のフェニックスホールで開催された。
本年のテーマは「チャングムと漢方」、従来にない親しみやすいテーマの下に三人の講師による講演が行われた。


漢方医学の知恵で循環器病(心臓病、高血圧症など)を乗り越えましょう―特に食養生の面から―
講演のトップは、福岡県で山本循環器内科医院を開業の山木廣史先生。人間の体質には水草型とサボテン型があると述べ、からっとした人のほうが長生きすると持論を展開した。

知って得する漢方の知恵
―チャングムの監修を終えて―

続いて登壇した千葉大学大学院医学研究院和漢診療学教授の寺澤捷年先生は、NHKが放映し、人気を博した『チャングムの誓い』の監修者としても知られている。監修を引き受けた理由として「明治7年に排除された漢方の素晴らしさをメッセージするには、政治家になるよりもメディアで訴える方が効果的と思った」と漢方への熱き思いをユーモアたっぷりに吐露。
監修の秘話を交えながら漢方の歴史、漢方と西洋医学の考え方の違い、気の思想、漢方医学の概要、五行論、五味五性等について解説した。

生活習慣病と太極拳
講演のトリを務めたのは徳島で東洋病院を開業するかたわら、日本オリンピック委員会強化スタッフ、スポーツドクターとしてシドニーオリンピック、アテネオリンピックに帯同している清水寛先生。生活習慣病は運動不足病と断じ、健康づくりのための運動の必要性を語り、太極拳の効用として筋肉、大脳、内臓への効果とともに精神面への効果、抗うつ効果を述べ、太極拳の実行を勧めた。講演後、太極拳の実演が行われ、悠々たる身のこなしが印象的だった。

編集部便り

初の五輪開催を来夏に控えた中国では、現在「環境問題」や「品質問題」が取りざたされているようです。この問題に対する様々な市場の反応や報道の是非はともかく、我々がより良い生薬・製品を市場に送り出す姿勢を世間に御理解いただくことで、逆に「漢方薬」に対する興味と理解をさらに一歩深めてもらえないかな、と表層的に過熱する報道を見ながら愚考しています。
(クラシエ薬品株式会社 向井 敏浩)

この度、広報委員会に東亜薬品から新たに参加させて頂くことになりました。今までと同様に、日本漢方生薬製剤協会の発展のため、委員長はじめ、委員の方々と力を合わせて努力してまいりますので、宜しくお願いいたします。
(東亜薬品株式会社 小宮 貴代彦)

石垣島のサンゴ礁がどんどん死滅している。温暖化などで海水温度が30℃を超えた日が続いたのが影響したらしい。日本海では熱帯でしか見られないはずのマンタやクマノミが確認されている。中国では温暖化に大気汚染が加わった影響で国土の27%が砂漠化している。我々の生薬製剤・漢方薬の原料は天然資源に委ねている以上、環境破壊に関する情報に無関心ではいられない。もっと真剣に温暖化対策を考えなければいけない時期に入っている。
(救心製薬株式会社 水谷 睦)

庭の草取りを怠り、一面雑草地帯と化してしまった。一念発起し、先に金属歯の付いた草刈機を購入、暑さと闘いながら半日でとりあえず見られる状態にしたが、今年の猛暑は2週間程で牧草地帯に戻し始めている。梅雨明け前は冷夏かなどと言われていたが、明けた途端に猛暑となり、やはりラニーニャ現象の影響は根強く残っていたようだ。こうした異常気象は、北極を取り巻く偏西風の蛇行が原因であるようで、これも地球温暖化の影響であろう。今年の夏は、33℃を超えたらクーラーを入れることとし、それまでは扇風機で我慢!!これでかなりCO2の排出削減に貢献できるだろう。
(株式会社ツムラ 綾部 敬一)

夏の甲子園をテレビ観戦しながら、いつも青春時代を思い起こす。自分の可能性を信じて、今を精一杯生き、日々進歩していく。心から拍手喝采。
(株式会社ツムラ 加藤 照和)