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日漢協 ニューズレター 75号

(第25巻 第3号)2009年1月

トピックス


第2次訪中報告
  中国国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)進出口
  食品安全局での集合写真
  左から5人目が、唐光江処長
  中国国家中医薬管理局にて馬建中副局長から
  記念品を受け取る風間会長
平成20年11月10日から14日の日程で、風間会長を団長とする総勢12名の訪中団を組織し、中国国務院の中国国家質量監督検験検疫総局(AQSIQ)進出口食品安全局の唐光江処長、中国国家中医薬管理局の馬建中副局長、輸出医薬品の業界団体である中国医薬保健品進出口商会の周小明会長、および中国大手生薬輸出企業の中国医薬保健品有限公司の張本智総裁を訪問した。

この背景には、本年はじめの毒入りギョーザ事件に起因する、中国側の食品輸出規制強化に伴う食品の輸出停滞が、医薬品原料生薬にまで広がったことがあげられる。日漢協の輸入に関係する会員会社の半数以上に影響があったが、各地域の検験検疫局(CIQ)の指導に中国の輸出企業が迅速に対応した結果、5月には輸出停滞は回復に向かった。しかし、長期化すれば国内の漢方生薬製剤の生産に影響を及ぼしかねないことが、「生薬輸入緊急対策会議」の調査で判明した。

日漢協ではこのような中国からの輸出停滞の再発を防止するには、中国の関係機関との意見交換が必要と判断し、今回の訪中となった。訪中にあたっては、中国在日本国大使館に訪問手配を依頼するとともに、平成17年の訪中で交流のあった、中国医薬保健品進出口商会と中国医薬保健品有限公司にも協力を求めた。

国家質量監督検験検疫総局は、メラミン混入問題で慌ただしく微妙な時期での意見交換となった。日本の新聞等では、国家質量監督検験検疫総局をCIQ総局と称していたが、中国ではCIQは総局の下部組織であり、総局は通称AQSIQ(General Administration of Quality Supervision Inspection andQuarantine of the People,s Republic of China)であることを指摘されるなど、緊張感のある中で意見交換が始まったが、最終的には両国のルールを理解することで安定した流通に取り組む旨の確認が行われ、医薬品業界として、初めて当局との交流をスタートすることができた。

また、国家中医薬管理局との意見交換では、生薬の安全性に関する国レベルでの迅速な情報交換を要請し、その重要性について共通認識を得ることができた。

中国医薬保健品進出口商会では、情報交換を更に進め交流を深めていくことを確認し、中国医薬保健品有限公司には、生薬の安定輸出に対する感謝状と記念品が風間会長から贈呈された。

短い期間での訪問であったが、会員各社共通の課題である原料生薬の安定確保に係る課題に対し、大きく寄与できた訪中となった。