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日漢協 ニューズレター 76号

(第26巻 第1号)2009年5月

ご挨拶  副会長に就任して

日本漢方生薬製剤協会
副会長 
大西 政夫

私は、亡き鈴木五郎の意思を引継ぎ、小太郎漢方製薬株式会社の社長に昨年就任いたしました。

また、日本漢方生薬製剤協会副会長の重責を担うこととなりました。一言、ご挨拶申し上げます。

まず初めに、弊社の概要についてお話をさせていただきます。創業以来、「漢方をよりよく、より多くの人に」の社是のもと、漢方の普及を社命として活動を続け、1957年に漢方エキス剤を販売して以来、生薬製剤のヨクイニンをはじめカプセル剤を開発するなど、微力ながらも漢方の伝統を守りながら裾野を広める努力をいたしており、今後も継続して漢方の継承に努めてまいります。

改めて、昨今の世界経済をみますと、昨年のサブプライムローン問題に始まった金融不安による不況は、ますます長期化する兆しが見えております。

また、日本経済におきましても、昨年末からこの影響を受け、過去に例を見ない状況に至り、不況は長期化する兆しが見え、産業界の環境はますます厳しさを増しております。

漢方業界におきましては、残留農薬問題を初めとする原料生薬の品質確保や安定供給の課題、医療用漢方製剤においては、薬価の継続的下落の問題や流通改善の課題が、一般用医薬品においては、販売制度改革の施行、一般用210処方の見直しなどが、そのほか、安全性の観点からの適正使用の推進、エビデンスデータの集積など課題が山積みとなっております。

一方、餃子問題、産地偽装や新型インフルエンザなど食に対する問題から、国民の安全と安心に対する関心は益々厳しいものとなっております。

こういった厳しい環境の中におきまして、日本漢方生薬製剤協会では、中長期事業計画に沿った新たな施策の1つとして新組織体制を策定しており、医療用漢方製剤会議、一般用漢方製剤会議、生薬製剤会議、生薬会議、原薬エキス会議の5つの会議体を中心とした新たな活動が、本年6月から本格的にスタートいたします。

これら会議体を中心として、中長期事業計画に基づき漢方製剤、生薬製剤、生薬を代表する団体としての活動を積極的かつ活発に展開していくとともに、厚生労働省、医薬品医療機器総合機構等の行政当局や、日本東洋医学会を始めとする関係諸団体との連携をさらに強化して、漢方製剤、生薬製剤、生薬のさまざまな課題の解決に取り組んで行く所存です。

また、伝統医学に裏打ちされた漢方製剤・生薬製剤および生薬を継承しながら、西洋医学との和諧をはかり、生命関連企業および団体としての社会的責任を果たして、国民の健康と福祉の増進に貢献してまいる所存ですので、引き続き会員各社の皆様には、暖かいご指導・ご支援を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。