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日漢協 ニューズレター 79号

(第27巻 第1号)2010年5月

ご挨拶  新年度を迎えて〜適切な情報提供による更なる発展を〜


新年度を迎えるにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

この一年を振り返ってみますと、依然として続く経済不況の中、新型インフルエンザが大流行し、連日更新される報道やマスクの記録的な販売に見られるように、国民の情報ニーズと健康への関心の高さが浮き彫りとなりました。いろいろな出来事や変化に対して、国民一人ひとりが適切な情報を得て的確な判断をすることは、今後も重要性を増していくことと思われます。

このような機運の中で、医薬品業界においても昨年は、新販売制度が施行されました。新制度では「適切な情報提供」というキーワードの下、一般用医薬品のリスク分類や販売者の資格要件等が新たに設定され、個々の医薬品のリスクに応じた情報提供と相談体制が整備されることとなりました。製薬企業では全製品の包材改訂や情報提供資材を作成し、薬局等でも有資格者の設置に加えて陳列方法や構造設備の変更等が生じましたが、日本漢方生薬製剤協会では関連団体と連携して対処しました。

さらに一般用漢方製剤については、承認基準が30余年ぶりに見直されて証や効能・効果の見直しがなされると共に、平成22年4月には23処方が追加されて236処方にまで拡大されました。これに対応して、日本漢方生薬製剤協会では「使用上の注意」の改訂を推進し、「適切な情報提供」の礎を築きました。

日本漢方生薬製剤協会は現在74社の会員を有し、業態別の組織として医療用漢方製剤、一般用漢方製剤、生薬製剤、生薬、原薬エキスの5つの会議を、また機能別の組織として薬制、安全性、技術、国際、広報、総務の6つの委員会ならびにプロモーションコード審査会を設置して活動しております。今後も、良質な医薬品の提供とタイムリーな医薬品情報の発信に向けて引き続き努力し、更なる発展をめざす所存ですので、関係各位ならびに会員各社の皆様からの一層のご指導、ご支援を賜りたく、お願い申し上げます。

(第一三共ヘルスケア株式会社 代表取締役社長)