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日漢協 ニューズレター 82号

(第28巻 第1号)2011年5月

日漢協の動き


平成23年新年祝賀会



井会長 藤井参院議員 成田課長


木村理事長 児玉会長 大西副会長
1月20日(木)都内・大手町のKKRホテル東京で平成23年新年祝賀会が開催された。会場には厚生労働省、日本薬剤師会、関係諸団体、マスコミ、日漢協の会員が集い、新年を祝った。

石原猛事務局長の司会でスタートした祝賀会は、井順一会長(ツムラ社長)の主催者代表挨拶を皮切りに、先の参議院議員選挙で復活した藤井基之参議院議員、厚生労働省の成田昌稔審査管理課長、日本製薬団体連合会の木村政之理事長、日本薬剤師会の児玉孝会長の4氏が来賓挨拶として壇上に上った。

主催者代表挨拶で井会長は昨年を振り返り、「日漢協にとって大きな問題となったのは、国際情勢の変化であった」と次の三点を指摘した。
@北京で6月7〜8日に開催されたISO/TC249(国際標準化機構/伝統中医薬技術委員会)の第1回会議で、国際標準化の対象に天然薬物の品質と安全性が取り上げられた。
A生物多様性条約国会議が名古屋で開催され、伝統的知識も利益配分の対象になった。
B尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に端を発したレア・アース問題に関連して生薬供給の不安をメディアが報じた。

これらの問題への対応策として、
@天然薬物の品質と安全性については、日漢協として看過できない問題のため、ISO/TC249国内審議団体である日本東洋医学サミット会議(JLOM)に参画して活動することを決議、サポーターとして承認を得ると共に、日漢協ISO対応ワーキンググループに、品質に関するワーキング等のサブワーキングを設置し、業界団体の代表として活動している。
A伝統的知識の利益配分については、伝統的知識の定義が明確ではないことから、引き続き情報を収集し、適切な対応を検討している。
Bレア・アース問題については、現状では生薬の供給に問題はない。生薬価格への関心が高まっており、生薬の流通障害、価格の現状を結髪するため会員会社へのアンケートを実施し、しかるべく対応をとりたい。



更なる発展を期して乾杯


桑野副会長による一本締め
さらに「国際情勢の変化に伴い、海外からのアクセスの増加が予想される。漢方GMP(英語版)を協会のホームページに掲載する予定である」と抱負を語った。

続いて、医療用必須医薬品の薬価問題の現状に触れ「ベーシック・ドラッグファ一マとして安定供給を図るうえで、薬価ダウンに歯止めをかけることが協会の大きなテーマの一つである」と強調した。

一般用医薬品に関しては、「5団体(OTC薬協、直販協、日漢協、全家協、全配協)で、共通する課題(薬事、安全性、広告、局方等)について、統一組職名の下に活動することが決まったので、共に取り組んでいきたい。そして最後に課題は山積しているが、着実にクリアしたい」と新年の決意で締めくくった。

挨拶の後、大西重樹副会長(クラシエ薬品社長)の乾杯の発声で懇談が始まり、更なる発展を期した祝賀会は盛会裡に幕を降ろした。