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日漢協 ニューズレター 82号

(第28巻 第1号)2011年5月

お悔やみとお見舞い

3月11日の東日本大震災によりお亡くなりになった方々に衷心よりお悔やみ申し上げますと共に、 被災にあわれた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

トピックス


講演会より「厚生労働科学研究費の最近の状況について」



尾崎研究企画官
1月20日(木)、平成23年日本漢方生薬製剤協会新年祝賀会に先立ち、厚生労働省大臣官房厚生科学課の尾崎福栄研究企画官を迎え、「厚生労働科学研究費の最近の状況について」と題する講演会が開催された。

厚生労働科学研究は、糖尿病患者…約247万人、がん患者…約142万人、自殺死亡者数…3万人以上等、我が国が抱える疾病や障害等の課題に対して、その克服、健康や安全に関する懸念を解消し、安全・安心で質の高い健康生活を実現するための研究として位置付けられている。

講演の中で、漢方分野の研究は、創薬総合推進研究、臨床推進研究、第3次対がん総合戦略研究、地域医療基盤開発推進研究等に研究費が当てられ、作用機序の解明や薬用植物の情報の統合化、化学療法の副作用軽減の研究等が進められていると報告された。

話題の本


体がよろこぶ効く漢方の正体/惠木弘著


誰も書けなかった品質の秘密ーとの副題のついた本書の著者・惠木弘氏は東洋薬行の代表取締役の傍ら城西国際大学薬学部の非常勤講師も務め、『漢方・婦人疾患の治し方』等の書も著している。
本書は、漢方薬が危機的状況に陥っている、との認識から書かれ、第1章よく使われる20処方の品質のポイント、第2章主な漢方生薬32の良品・粗品の見分け方、第3章不老長寿の漢方食養生の理論と食材の品質、第4章いい漢方薬を選ぶためのなんでも相談室、から構成されている。
発行者:草隆社 B6判 191頁
茶花・薬草・薬木手帖/正山征洋編著


日本はこれからどうなるのだろう、こんな不安を抱く人は少なくない。むしろ大多数の日本人の思いではないだろうか。長崎国際大学の正山征洋教授もその一人であり、身近な植物に目をやり、一服のお荼を楽しむ心のゆとりが必要な時代かと思われる。本書はこんな問題意識から企画されている。茶花と野草を組み合わせた本はあるが、茶花と薬草を取り合わせた出版物は、本書が曙矢である。茶の歴史、武家茶、茶席の花、やきものの釉薬をつくる、茶花・薬草・薬木各論の章から成る。
発行者:佐賀県玄海町 B5判 208頁