制作物のご紹介 >> ニューズレター >> 日漢協 ニューズレター 83号

日漢協 ニューズレター 83号

(第28巻 第2号)2011年9月

日漢協の動き


第29回定期総会から



井会長
井体制2期目に、7つの事業方針で、新たなニーズに対応

5月20日(金)東京・大手町のKKRホテル東京で日本漢方生薬製剤協会第29回定期総会が開催され、井順一会長(ツムラ社長)を再任、井体制2期目がスタートした。恒例の懇親会は東日本大震災の影響を鑑み、中止となった。

総会は 石原猛事務局長の司会進行で始まり、第一号議案(平成22年度事業報告)から第五号議案(平成23年度収支予算)まで五つの議案が、それぞれ満場の拍手で承認された。

第三号議案(役員改選)では、井会長の再任と共に副会長の内田尚和(ウチダ和漢薬社長)、大西重樹(クラシエ製薬副会長)、大西政夫(小太郎漢方製薬社長)、小林豊(小林製薬社長)、桑野彰一(日本粉末社長)の5氏が再任され、橋利夫副会長(第一三共ヘルスケア社長)は退任、常務理事に渡邊喜久彦氏が就任した。

平成23年度の事業計画(案)が議題となった第四号議案では、23年度は日漢協の「中長期事業計画2007(5ヵ年計画)」の最終着地年度にあたる5年目となることから、計画達成のための重要な年度であると位置付け、新たな医療ニーズに対応すべく、次の7つの方針を提示した。
1.原料生薬の品質確保の強化
2.原料生薬の安定確保の推進
3.一般用漢方製剤・生薬製剤の開発と育成活動の強化
4.医療用漢方製剤・生薬の有効性・安全性に関するエビデンスデータ集積
5.医療用漢方製剤・生薬にかかわる薬価制度改革への対応
6.漢方製剤・生薬製剤に関する国際調和と連携
7.日漢協 としての団体活動の強化




白神教授
白神誠教授が講演

総会の後、日本大学薬学部薬事管理学ユニット教授の白神誠先生による「製薬企業におけるコンプライアンス」と題した講演が行われた。

白神教授は3月11日の東日本大震災にも触れつつ、製薬企業を巡るリスクとして、・自然災害・火災・為替の変動・制度の変更・人的損失・原材料入手の手当て・生産の遅れ・開発の失敗・口座の喪失・貸倒損失・情報の漏洩・投機の失敗・損害賠償・役職員の不祥事などを例示した。

コンプライアンスの維持は、「リスクマネージメントの一環であり、経営者の課題である」と述べ、リスクを生じさせないための対策が必須であると力説。経営者はコンプライアンス優先の経営であることを明確に示すと共に、「社員の理解と協力、社員の満足度を上げることがリスクを生じさせない最も有効な手段である」と強調した。


常務理事就任ご挨拶



日本漢方生薬製剤協会
常務理事

渡邊 喜久彦
5月20日の総会におきまして、常務理事の任を拝命いたしました渡邊です。

着任以来早くも4カ月が経過しましたが、この間にもOTC5団体による新団体設立、透明性ガイドラインの作成、ISO対応問題、特恵関税対策など社会情勢、国際情勢の変化に伴う当協会を取り巻く国内外の環境も大きく変化しているところです。

これら様々な難題が山積されるなか、多岐にわたった業態の集合体である当協会において会員各社のご協力のもとに構成された各種委員会が、これらを含む協会としての諸問題に日々対応されていることを目の当たりにし、深く敬意を表する次第です。

挨拶の後、大西重樹副会長(クラシエ薬品社長)の乾杯の発声で懇談が始まり、更なる発展を期した祝賀会は盛会裡に幕を降ろした。

と同時に私自身が果たすべき責務の重大さをあらためて認識しているところでもあります。

私自身が永年行政に携わった経験を生かし、これまでとはまた異なる視点から皆様方のお手伝いができることも多々あるのではないかと考えており、振臂一呼して事に当たる所存でおります。

大それたことを申し上げる気は毛頭ございませんが、様々なご意見が反映され具現化されるようできるだけ多数の皆様方とお話しを積極的にさせていただくことがその一歩なのではと考えておりますので、事務局においでの際にはぜひお気軽にお声をかけていただければ幸いです。

ここは緊褌一番、当協会発展のために努力を惜しまず職務を全うする所存でございますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。