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日漢協 ニューズレター 87号

(第29巻 第3号)2013年1月

トピックス


私の健康法  シンガーソングライター、作詞家、作曲家、女優 加藤登紀子さん
100歳まで生きるために

●時代の語り部


プロフィール
昭和18年(1943)満州ハルビン生まれ。40年(1965)東大在学中に第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビュー。 「3・11東日本大震災後には被災地を度々訪れ復興支援活動を行っている。「鴨川自然王国」理事。WWFジャパン評議員。 平成24年(2012)11月New Album「登紀子 旅情歌—風歌KAZEUTA」(ユニバーサルミュージック)リリース。近著:『命を結ぶ』」(中央法規出版)http://www.tokiko.com


「東大卒のシャンソン歌手」「全学連委員長との獄中結婚」「国連環境計画(UNEP)親善大使」…、その時時に話題の人となり、新鮮な驚きと緊張感を与え続ける人はざらには居ない。歌手というよりも時代の真っただ中から、時に熱く、時に静かに語り続ける時代の語り部、そんな形容もあながち的を外れてはいないだろう。
東京大学文学部史学科在学中の昭和40年(1965)に第2回アマチュアシャンソンコンクールで優勝し、翌年、歌手デビューして以来40有余年、まもなく半世紀を迎える。
デビュー曲の「赤い風船」でレコード大賞新人賞を受賞の他、獄中の夫に送った「ひとり寝の子守歌」、森繁久弥が作詞作曲の「知床旅情」でレコード大賞歌唱賞を受賞するなど、存在感のある歌手として心に残る名曲を数多く残している。女優としても一目置かれ、高倉健主演の「居酒屋兆治」では高倉の女房役を好演している。
おときさんの愛称で親しまれ、時代の語り部さながら歌い続けてきた中で、昭和46年に東京・日劇ミュージックホールでスタートしたほろ酔いコンサートは、年末の恒例行事となり、本年(平成24年)40回目を迎えた。東京の他にも大阪、京都、名古屋、横浜、福岡の各地で開かれ、今年は沖縄、呉でも開催された。47年、50年は出産のために見合わせたが、樽酒付きのコンサートはおときさんならではのユニークなイベントとして人気が高く年の瀬の風物詩とも言われる。

●循環型社会の創設めざし
歌手の傍ら、47年に獄中結婚した元全学連(反帝)委員長で、学生運動の後は農業の理想を追求し、大地を守る会や千葉県鴨川に鴨川自然王国を設立した夫の藤本敏夫氏とともに循環型社会の創設に取組んできた。現在も10年前に志半ばに肝臓がんで斃れた夫の遺志を引き継ぎ、鴨川自然王国の理事として、半農半歌手と称する次女のYae(藤本八恵)さんらともに、大地に感謝する収穫祭「土と平和の祭典」を、毎年秋に都心の日比谷公園を会場に開催するなど、食と農をテーマに在るべき生き方を追い続けている。
健康管理も怠りなく、藤本氏の主治医でもあり、現在は沖縄で開業している天願勇先生のもと、100歳まで生きるために、肺活量とか、ヘモグロビンとか、通常より高い数値目標を己に課している。
現在、行っている健康法としては、まずはお湯を飲むこと。「常に熱いさ湯を水筒に入れ、夏でも冬でも湯気で保湿しながら、チビチビ飲んでいます」
二つ目が保温ソックス。「娘に薦められたのですが、絹とコットンの5本指のソックスで、夜、寝る時に履いています」。そして、水シャワー。「お風呂上りに30数えながら、30秒ほど、首や背中などに浴びせます。最初に薦められた時は11月だったので、震えていましたが、今ではすっかり慣れ、冬でも身体が熱くなりますね」。
5年ほど前から始めた三つの健康法の特徴は、身体を冷やさないようにすること。そのせいか元気このうえないが、「私にとっての健康法は歌が一番いいですね。気功効果もあるようです」。歌姫の名の通り、歌い、時代を語ることが元気で健康の基になっている。
いざという時のための常備薬も忘れない。近所の薬局で買い求める漢方系の薬で、因みに大正製薬の大正漢方便秘薬、ジェイピーエス製薬の葛根湯液、イスクラ産業の羅漢果山楂子、この三品を欠かさず用意している。