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日漢協 ニューズレター 90号

(第30巻 第3号)2014年1月

ご挨拶 2014年新年ご挨拶


新年あけましておめでとうございます。
2014年を輝かしい希望を持って迎えられたことと思います。
昨年は日漢協創立30周年を迎え、記念式典および祝賀会を盛大に執り行うことが出来ました。これもひとえに関係者各位のご支援の賜物と感謝申し上げます。この30周年も一つの通過点と考え、新たなエポックに向け取り組んで参ります。

さて、昨年を振り返ってみますと、東京オリンピック2020年開催が決定したという大変明るい話題があった一方で、医薬品業界の信頼を揺るがすような残念な事件も発生してしまいました。繰り返される不祥事に対して、対岸の火事と決め込まず、コンプライアンスの推進に業界を挙げて、より一層取り組まなければならないと思います。日漢協では、2012年5月に「コンプライアンス・プログラム・ガイドライン」および「企業行動憲章」を制定しました。制定後、1年半を経過する11月後半より、会員企業の「コンプライアンス」への取り組み状況を確認するために「コンプライアンスの取り組み状況に関するアンケート調査」を実施しました。今年3月にはコンプライアンス教育の一環として、本アンケート結果を基にし、教育を含めた講演会を実施する予定です。

次に、2012年度厚労省、農水省課長級会議として実施しました「薬用作物に関する情報交換会」の結果として、生産者と実需者とのマッチングを図るため、両省および日漢協が主催する農政ブロックごとの説明会を2013年8月より北海道、東北、関東、北陸、東海、近畿、中国四国、九州・沖縄の8ブロックで開催しました。各団体からの「要望書」を取りまとめ、対応いたしました。更に、平成26年度予算概算要求の中に「薬用作物等地域特産作物産地化確立支援事業〔新規〕」が盛り込まれ、「薬用作物」として取り上げられたことは大変意義あることと思います。国産生薬生産に関してはクリアーしなければならない課題は山積していますが、今回の施策は国内生薬生産の第一歩と考えます。原料生薬輸入の80%強を中国に依存するカントリーリスクの回避に少しでもつながるよう、進展させていかなければなりません。

次に、2012年8月に発足しました自民党「日本の誇れる漢方を推進する議員連盟」(以下、議連)の活動状況ですが、昨年2月に第2回総会が開催され、その後日漢協および漢方業界が課題としている「薬用作物(生薬)の国内栽培の推進」、「医療用漢方製剤の新たな薬価制度設定等」について、2月以降、5月に1回、10月に2回、また11月にも2回開催され、日漢協にも情報提供が求められ、総会にて説明をしました。議連では活発な議論が行われ、特に、昨年末に中央社会保険医療協議会にて示された「薬価制度改革の骨子案」に対しては議連としての決意表明が関係部門に提出されています。

一方で、PIC/Sへの加盟については、昨年10月7日、8日にカナダのオタワで開催されましたPIC/S総会において、昨年9月9日〜13日に我国で実施された実地査察の結果が良好であったことが口頭で報告されました。この結果、順調に行けば、本年に加盟承認が見込まれます。日漢協としては、PIC/S GMPガイドのアネックス7「植物性医薬品の製造」項で求められている不純物試験(残留農薬、重金属、微生物、アフラトキシン)についてこれまで以上に、精細な対応を図っています。その為、日局第十七改正に向け、現在、技術委員会不純物試験法部会では、会員会社へのアンケート調査を実施し、実態を把握するとともに、各試験法の新規収載案および改訂案を作成しています。

最後に、今年は「中長期事業計画2012(5ヵ年計画)」の中間年に当たります。各課題の進捗状況を検証し、取り組まなければなりません。引き続き、皆様方の変わらぬご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。 本年が皆様方にとって最良の年でありますようにご祈念申し上げます。