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日漢協 ニューズレター 93号

(第31巻 第3号)2015年1月

トピックス


私の健康法  評論家  佐高(さたか) (まこと)
漢方は可能性を残している

●辛口評論家


酒は特に好きではなく、ビール1本ほどですが、仲間と飲む時はある種の潤滑油になりますね。

評論家を名乗る人は数多いるが、辛口と称される評論家は稀だ。佐高氏はその数少ない1人とされている。昨今は辛口がために非国民呼ばわりされることがしばしばあるという。
第二次世界大戦が終戦を迎える1945年の1月、山形県酒田市に生まれ、今年で古稀を迎える。父君は書家として知られる佐高茜舟氏。これまで著した著書は200冊を超え、その数が増えるごとに舌鋒は鋭さを増すばかりだ。
物事の本質をズバリと突くことから、煙たがる人も少なくないが、言論界の武闘派コンビと言われ、今をときめく作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏は、「本質において心優しき人である。そして、受けるよりは与える方が幸いであるという利他的な性格の人だ」と佐高氏を評している。因みに佐高氏の血液型はB型、星座は山羊座、猫好きでも知られる。
「田中角栄も巨人の長嶋もB型らしいですね」


●健康のバロメーター
子供の頃は気管支炎で医者に見放されたこともあるほどの虚弱児だった。中学、高校では卓球部で過ごし、高校の時は県大会の団体で3位になっている。大学は慶應義塾の法学部法律学科に学び、卒業後、故郷の酒田へ帰って農業高校の教師になった。3年間の教師生活の後、再び上京、経済誌の編集者・編集長を10年ほど勤め、経済評論家として独立した。
元来、それほど丈夫ではなかったものの、盲腸を取ったくらいで、大きな病気に罹ることもなく、大過なく過ごしてきた。昨今は蕁麻疹が出たり、痔疾と痛風に悩まされることがあり、便器が鮮血にまみれることがあるそうだが、「睡眠不足になるとそうなります。節制すればすぐに治りますね。いわば鮮血が健康のバロメーターになっています」

●仕事が趣味
ゴルフや麻雀とは縁がなく、趣味は仕事、「親父も書いているばかりでした。ある種、職人的なのかもしれません」。原稿の執筆は深夜になることが多く、睡眠は午前3時から10時という完全な夜型で、「午前中は使い物になりませんね」
以前はジムに通い、水泳に勤しんでいたが、最近は忙しさも重なり自宅から最寄り駅までの15分ほどのウォーキングが健康法となっている。健康チェックとして大腸と胃の検査(内視鏡)はほぼ毎年欠かさず受け、胃の調子が悪い時は熊の胆をのんでいる。
「家内は葛根湯をのんでいて、よく、のめと言われます。もともと漢文や漢詩が好きでした。思想的には西洋よりも東洋、マルクスより魯迅が好きです。中国の奥深さ、漢方は可能性を残していると思います」

プロフィール
1945年(昭和20)山形県酒田市生まれ。高校教師、経済雑誌の編集者を経て評論家に。「社畜」という言葉で日本の企業社会の病理を露わにし、会社・経営者批評で一つの分野を築く。経済評論にとどまらず、憲法、教育など現代日本について辛口の評論活動を続ける。著書に『保守の知恵』岸井成格さんとの共著、毎日新聞社)、『飲水思源メディアの仕掛人、徳間康快』(金曜日)など。