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日漢協 ニューズレター 96号

(第32巻 第3号)2016年1月

トピックス


私の健康法
元環境大臣 医学博士/日本の誇れる漢方を推進する議員連盟会長  鴨下一郎 衆議院議員
一に睡眠、二に運動、三に食

●44歳の時、医師から政治家を志す

「現代の心の病を治すには、まず社会病理を直す必要がある」との思いから、政治の世界を志したのは1993年(平成5年)だった。それまでは心療内科医として、医療現場でサラリーマンやOLの心の病気の診療に当たっていたが、過酷な労働環境によるストレスにより心身を病む患者はひきも切らさないほどだった。
44歳の時、東京都足立区で日本新党から立候補して初当選を果たした。この生まれ育った足立区で通学した足立区立第四中学校、東京都立足立高等学校の二年先輩にタレントのビートたけしがいる。
代議士に当選以来、年金や医療をはじめ社会保障政策の論客の一人としてならす。厚生労働副大臣、衆議院厚生労働委員長などに就き、8期にわたり衆院議員を務めている。
都市の住環境や水・大気、生物多様性などの 環境分野にも明るく、安倍改造内閣と福田康夫内閣では第9代、10代の環境大臣を歴任した。
日本の誇れる漢方を推進する議員連盟の会長には発足当時から就任し、漢方の普及に一役も二役も買っている。

●睡眠にこだわり
衆議院議員になってからは医師として臨床には立ち会っていないが、日ごろの健康には少なからず気を配っている。何よりもこだわっているのが睡眠だ。「若い時と違い、年を取ってくると睡眠力が落ち、なかなか熟睡できなくなります。眠るにも力がいるんです。そのためにも真っ暗ではなく、朝になると自然に光が入る部屋で眠るのがベターです」
日ごろの起床は6時〜7時、就寝は12時には床に入るようにしている。「6時間ではちょっと短いですね。7時間は欲しいところです」
睡眠の次に留意しているのは運動。足腰を鍛えるためにも、なるべく歩くことを心掛けるとともに、家にいる時はテレビを見ながらつま先立ちでスクワットをしたり、小さいバーベルで筋トレを行っている。
そして三番目は食、たんぱく質の摂取として「牛、豚、鳥などの肉や魚を意識的に余計に摂っています。焼肉も生姜焼きも肉ならなんでも好きですね」
最近は寝る前に牛乳をコップ一杯飲んでいる。「これから年を取った時に転んだりしないように蛋白質とカルシウムの補給をしているのですが、効果のほどは10年後には解ると思います」
心療内科の医師の時から漢方を使う患者は結構いたとのことで、「柴朴湯や柴胡加竜骨牡蠣湯などをよく使いました」
現在、風邪や肩こりの時は葛根湯、お腹がゆるかったり、胃もたれの時のために半夏瀉心湯を常備薬にしている。
「今後、高齢化が進むにつれて漢方への期待はますます高まると思います。我々も漢方の良さを伝えるべく、できるだけ努力するつもりです」

プロフィール
1949年 (昭和24)東京都足立区青井に生まれる。 1979年 日本大学大学院医学研究科修了。 学位取得 (医学博士)。 1993年 (平成5)衆議院議員選挙立候補、初当選。 2009年自民党政務調査会長代理。 東日本大震災の復興に際しては「福島再興に関する委員会 委員長」として政府に急ぎ除染を進めるよう法案を作成、 社会保障と税の一体改革では実務者として三党合意をまとめる。 2012年与党復帰後の自民党国会対策委員長を務め、現在、 衆議院消費者問題に関する特別委員会委員長。 睡眠、人間関係などの著作は100冊以上。 『女性がストレスとつきあう本』(大和書房)、 『朝が弱いが治る本』(PHP文庫)などが10万部余の ロングセラーとなっている。 G8北海道洞爺湖サミットにおける地球温暖化対策の国際 交渉を環境大臣として務める。

表紙写真採用者のコメント

小林製薬株式会社 学術部 和田 篤敬

日漢協 生薬製剤委員会の幹事会で由志園(島根県松江市)を訪れた際に撮影しました。 5連に咲く白い牡丹が見事でした。