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日漢協 ニューズレター 99号

(第33巻 第3号)2017年1月

トピックス


私の健康法  女性医療ジャーナリスト NPO法人みんなの漢方理事長  増田美加さん
食事、運動、漢方薬…



夜は1時までには寝るようにしています。3秒で眠り、不眠に悩んだことはありません。朝は6時50分に一緒に寝ている愛猫の肉球で起こされます。
●日本にただひとりの
  女性医療ジャーナリスト

出版社勤務を経てフリーの医療ジャーナリストとして独立して以来、日本でただひとりの女性医療専門のジャーナリストとして、患者視点から女性医療とヘルスケアに関わる内容を取材、執筆。その傍らで、多岐にわたった啓発活動を展開している。
漢方専門医の渡邉賀子医師(麻布ミューズクリニック名誉院長)に監事を引き受けてもらい、ほかはすべて一般市民で漢方ユーザーである女性たちと2013年に「NPO法人みんなの漢方」を理事長となって設立。「NPO法人乳がん画像診断ネットワーク(BCIN)」副理事長、「NPO法人女性医療ネットワーク」理事などを務め、健康の核は女性を信念に、女性医療に関する啓発活動を行う。上記のほか、乳がんに罹った経験から、NPO法人CNJ認定乳がん体験者コーディネーターの認定を取得。NPO法人女性医療ネットワーク内で「マンマチアー(Mamma Cheer)委員会〜女性の乳房の健康を応援する会」を主宰。乳がん啓発活動に意欲的に取り組んでいる。

●11年前に乳がんに
乳がんの宣告を受けたのは2006年だった。それまで病気らしい病気をしたこともなく、特に体調不良もなかったことから、正に青天の霹靂であったと述懐する。仕事が忙しく、生活も不規則になりがちで、年齢的にも40代になったばかり。定期的な乳がん検診により超早期発見となり、事なきを得た。「手術で3×3cmを切って取っただけの治療で3泊4日の入院でした。超早期発見だったのが幸いしました」。主治医からは99%再発はしないとのお墨付きをもらった。「でも、がんという言葉の重みは強く、超早期であったにもかかわらず、当時は再発の恐怖からは逃れられませんでした…進行したがんを治療中の人を思うと…。早期発見の大切さを伝えたい」。この体験を『乳がんの早期発見と治療 これで安心』と題して小学館から出版。発見から病院探し、治療の選択、手術、治療終了までを具体的な行動や心の動きを交えて綴った同書は、乳がん患者に少なからぬ光明を与えている。

●補中益気湯、茯苓飲合半夏厚朴湯などを愛用
日ごろから健康には留意し、食生活にも殊のほか気をつけている。がんを患ってからはさらに、家での食事では食品添加物などが含まれるものは用いない。野菜はできるだけ有機を選び、油選びには最も気を遣い、栄養バランスの良い食事を心がけている。「でもストイックになり過ぎるとストレスになりますので、外での食事はなんでも美味しく食べます。お酒を飲みながら皆と楽しく過ごすのが好き」
食事の他に運動にも積極的に取り組み、有酸素運動、ストレッチ、筋トレ、ランニングを欠かさない。日々の健康管理の賜物か、51歳と52歳の時には2年連続でホノルルマラソンにチャレンジし、完走している。

30代の前半に漢方と出会って以来20年余、今や名実ともに漢方ファンで健康にも恵まれ、体調に合わせて主治医の処方による漢方薬を服用。更年期障害の対策のために「補中益気湯」と「茯苓飲合半夏厚朴湯」を毎日。また、風邪気味の時は「麻黄附子細辛湯」、緊張が高いテレビ出演前には「抑肝散加陳皮半夏」を飲み、プレッシャーを抑えている。「日々の生活の養生など健康意識を高め、病気を予防するためにも漢方の考え方はとても役立ちます。がんの副作用対策、高齢者医療としての漢方薬の役割も今後さらに重要になります。これからも漢方医療の正しい知識を広めていきたいと思います」

プロフィール
1962年、東京都生まれ。女性誌『婦人画報』『GINGER』での連載のほか、数々のWEBサイトでも連載中。 著書に『医者に手抜きされて死なないための患者力』(講談社)、『女性ホルモンパワー』(だいわ文庫)ほか多数。

表紙写真採用者のコメント

株式会社ツムラ 情報技術部 岩田 亜澄

沈丁花の香りが漂う頃になると春を感じます。暖かい日差しが待ち遠しい季節です。