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日漢協 ニューズレター 101号

(第34巻 第2号)2017年10月

トピックス


私の健康法  エコノミスト、同志社大学大学院ビジネス研究科教授  浜矩子さん
融通無碍で病気知らず



帰国子女のはしりのはしりでした。昨今は差別用語とされ、帰国生というそうですね。所謂ストレスはなく、居眠りが得意で、時差ボケもありませんね。
●竹中平蔵氏はゼミの2年先輩
アベノミクスに一貫して異を唱える辛口のエコノミストとして知られ、幅広い知識、広範な視野と分析力に基づく鋭い舌鋒、明快な語り口にファンも多い。
経済学を志したのはイギリスから帰国して3年後の1967年(昭和42)、中学2年生の時で、イギリス・ポンドの大幅な切り下げが行われた年だった。「社会科の授業で先生がポンド切り下げについて説明してくれました。その説明が推理小説の謎解きのように面白かったので、経済を学ぼうと決断したんです」
その後、東京都立戸山高校を経て、経済をいちばん勉強できる大学として一橋大学経済学部を選び、山澤逸平ゼミに属した。奇しくもこのゼミには小泉内閣の時に郵政民営化担当大臣を務め、現在はアベノミクスを推進する安倍首相のブレーンである竹中平蔵氏が在籍していた。佐高信氏(当誌93号記載)との共著『どアホノミクスの正体』によると、竹中氏は2年先輩にあたるが、在学中はキャンパスで顔を合わせたことはなかったそうだ。

●座って飲んだくれています
アベノミクスをアホノミクスと名付け、闘うエコノミストとも称される傍ら、同志社大学大学院ビジネス研究科教授として教壇に立っている。日ごろは東京をベースに年に200回を超える講演やメディアへの出演がある中で、週に2、3 日、京都に足を運ぶ。
東奔西走、多忙な日々を送っているが、これまで重い病気に罹ったことも、入院したこともなく、時々、風邪をひくくらいで至って健康だ。
「健康法って特にないですね。身体にいいことは何もしませんし、運動もしない。所謂、運動音痴で、逆上がりもできませんでした。物心ついた時から本と共にいました。ただただ座って飲んだくれています」
日頃、起床時間も就寝時間もまちまちだが、遠方での講演がある時以外は7 時半から8 時に起床する。
日々、不規則でその日のスケジュールに合わせて行動するのが常態となっている。
「これが自分のパターンということがありません。融通無碍、何事にも捉われない、何でもあり、何とかなるを旨としており、食べ物に関しても好き嫌いはありません。でも質にはこだわりがあり、おいしいものを頂きたいと思っています」
「ただただ座って飲んだくれています」と酒には目がなく、食べ物ではただ一つ苦手なのものがある。羊羹…。
「漢方薬は特定の目的意識を持つ西洋薬に比べ、ミステリーな部分もありますが、エコな薬というイメージがあります。ただエビデンスペーストに過ぎると人間の感性を狭くしますし、神秘的すぎるといかがわしさがでてきます。医は仁術であるべきと思います」

プロフィール
1952年(昭27)東京都生まれ。1975年一橋大学経済学部卒。三菱総合研究所入社、1990〜98年同総研初代英国駐在員事務所長、帰国後、同総研経済調査部長などを経て2002年同志社大学大学院ビジネス研究科教授。2012年同ビジネス研究科長就任。近著に『どアホノミクスへ 最後の通告』(毎日新聞出版)、『アホノミクス完全崩壊に備えよ』

表紙写真採用者のコメント

ジェーピーエス製薬(株) 開発部 平 雅代

気品のあるキキョウに出会いました。