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身近な漢方 -女の更年期、男の更年期-

第1章 更年期の症状を知ろう


女のつらさ −「わかってもらえない」
更年期は、本人のつらさが周囲に伝わりにくい病気です。症状も個人差があり、変化しやすいこともあって、理解されにくいのです。目に見えてわかるような異常がなにのに、つらい、しんどいとばかり訴えていると、「気のせい」「甘えている」、はては「これだから女は・・・」とまでいわれることもあります。周囲の無理解が、症状のつらさにいっそう拍車をかけるのです。
女性の更年期に多い症状のなかで、ほてる、汗がどっとでる、という症状は西洋医学では「ホット・フラッシュ」といわれます。また、「冷え・のぼせ」は、上半身のほてりやのぼせと、下半身・手足の冷えが同時に存在するもので、西洋医学の考えでは理解しにくいものですが、実際には非常に多く見られる症状です。
男のつらさ −「俺はもうだめなのか」
更年期は、本人のつらさが周囲に伝わりにくい病気です。症状も個人差があり、変化しやすいこともあって、理解されにくいのです。目に見えてわかるような異常がなにのに、つらい、しんどいとばかり訴えていると、「気のせい」「甘えている」、はては「これだから女は・・・」とまでいわれることもあります。周囲の無理解が、症状のつらさにいっそう拍車をかけるのです。
女性の更年期に多い症状のなかで、ほてる、汗がどっとでる、という症状は西洋医学では「ホット・フラッシュ」といわれます。また、「冷え・のぼせ」は、上半身のほてりやのぼせと、下半身・手足の冷えが同時に存在するもので、西洋医学の考えでは理解しにくいものですが、実際には非常に多く見られる症状です。

■ コラム : 男のくすりと気のめぐり

勃起障害の治療薬として知られるバイアグラですが、これは元は血管を拡張して血流をよくする、循環器(心臓関係)の薬です。循環器の機能と勃起障害はまったく別の話ではないのです。
漢方的にみて、勃起障害のような勢力減退は「腎虚 [ ジンキョ ] 」に含まれます。これは、「腎気 [ ジンキョ]」が衰えた状態をいいます。腎気は、成長とともに体内で充実し、青年期にピークを迎えるエネルギーのことで、その後次第に減少していくものです。腎気は勢力だけでなく、「心 [ シン]」の働きを調整する作用もあるため、腎虚に陥ると「心」の働きにも影響が出てきます。動悸、息切れの改善に飲まれている漢方の丸薬に、腎虚に使う成分が入っているのは、このためです。このように、漢方の世界では心の働きと腎虚が密接な関係にあると考えられているのは興味深いことです。