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もう生活習慣病に負けない!

補剤の使い方


生活習慣病が進行すると、基本的な生命機能を維持する体力がしだいに低下して、なんとなくだるい、食欲がない、疲れやすいといったぼんやりとした上体が続くようになります。こういう生命機能の低下はホルモン分泌、血液の流れ、神経、免疫などの機能低下が複雑に影響しあって起きている、治療が難しい状態です。
こういう状態に対して、西洋医学的な検査をしても、はっきりした原因がみつからず、多くは原因不明とされてしまいます。西洋医学は悪いところを取り去ることに優れた力を発揮しますが、体力の衰えといった、何かが足りない状態に対して効果的な治療法がないのです。
これに対して漢方では、足りないものを補う治療法が確立しています。そいういう場合に使う漢方薬を、補剤といいます。
代表的な補剤としては、十全大補湯【ジュウゼンタイホトウ】や補中益気湯【ホチュウエッキトウ】があります。どちらも病後、術後の体力低下や虚弱体質などに用いられますが、一般に、皮膚が乾燥して顔色が悪く、貧血傾向がある場合は十全大補湯を、食後眠くなる、食事が砂を噛んでいるようでおいしく感じられないという時は、補中益気湯といった使い分けをします。
また、前ページに紹介した補腎薬も大きな意味で補剤の仲間ともいえます。十全大補湯や補中益気湯が免疫力なども含めた全般的な体力、生命機能の不足を補うものであるのに対し、牛車腎気丸や八味地黄丸は精力などのエネルギーの不足を補うものということができます。
補剤を服用するときの注意
補剤は栄養ドリンクではりません。体の機能を高めることで、エネルギーの取り込みを良くするものです。飲んで瞬間的に元気になるわけではないので、そういう目的で使うことはできません。