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働く女性のメンタルヘルス

月経周期にともなうホルモンと身体の変化

女性ホルモンは初潮を皮切りに分泌が盛んになり、妊娠、出産で大きな役割を果たします。そして更年期を迎えると役割を終え、閉経に向けて減少していきます。

これは「女性の一生」という大きな流れの中で見た女性ホルモンの変化ですが、月経周期の中でも卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つのホルモンが細やかな変化を繰り返しています。

月経が終わってから次の月経が始まるまでの1周期のホルモンの変化を見てみましょう。月経が終わって卵胞期に入ると、卵胞ホルモンの分泌は増加しますが、排卵時には一気に減少に転じます。その一方で、黄体ホルモンは、排卵後から分泌が増加していくのです。



しかし、こうしたホルモンの変化に身体が対応しきれず、さまざまなトラブルが起きることも少なくありません。たとえば、月経の時期には月経痛、頭痛、貧血、便秘や下痢、にきびなどに悩まされる人がたくさんいます。月経の後の卵胞期はホルモンの変化が比較的少なく快適に過ごせる時期ですが、排卵期には出血や下腹部痛が起こる人もいます。そして次の月経が始まるまでの黄体期は、とくにトラブルが生じやすい時期。卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスが崩れ、浮腫や乳房の張りや痛み、腹部膨満感、眠気、イライラ、うつ、肌のトラブルなどのいわゆる「月経前緊張症」が現れやすいのです。

ホルモンの分泌が不安定な10代はもちろんのこと、20代、30代になってある程度身体が成熟しても、生活スタイルやストレスなどによってホルモンのバランスが崩れると、月経周期が乱れてしまうことが少なくありません。また、月経周期は一見安定しているのに、排卵しないという人もいますし、妊娠・出産の際に体調を崩す人もいます。さらに更年期になると閉経に向けて女性ホルモンの分泌量が減少していくため、月経周期が乱れるとともに自律神経も乱れ、のぼせやほてり、イライラ、頭痛などさまざまな症状が現れやすくなります。