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働く女性のメンタルヘルス

なぜ「女性に漢方」なの?

たとえば熱が出ているなら解熱剤、腫れや痛みがあるなら消炎鎮痛剤というように、原因や症状がはっきりしていれば、西洋医学的な対策が立てられます。しかし女性特有のトラブルの多くは原因がはっきりしないため、西洋医学的な治療の対象にならない場合が少なくありません。

漢方医学は西洋医学のように一臓器をターゲットに治療するわけではなく、「からだ全体を整え、その結果症状も良くしていこう」といった考え方で治療を進めていきます。そのため、西洋医学ではお手上げのとりとめのない訴えでも「漢方医学なら治せる」こともたくさんあるのです。「女性だからこんなもの」「年をとれば仕方ない」などと、つらい症状を我慢せず、漢方治療を活用しながらケアをしていきましょう。
コラム2  女性の心と肌

漢方診療外来を受診する理由は人それぞれですが、女性の場合、顔がカサカサして化粧ののりが悪い、吹き出物が出る、赤みが引かないなど、肌の悩みを訴えて受診される方がとても多いのです。皮膚は身体の表面を覆い、外部からの刺激から内臓を守るという役割を果たしているものですが、女性にとっての皮膚は「美しく整えることによって魅力的に見せる」という役割も兼ね備えたもの。だからこそ、ひとたび肌にトラブルが生じると、大きな悩みのタネになってしまうのです 20代〜40代の女性に見られる肌のトラブル多くは、月経周期にともなう肌荒れです。こうした肌のトラブルに対し、漢方療法はホルモンのバランスを正常な状態に整えることによって、肌の状態も改善していくことができます。身体の内側から働きかけて肌をきれいにする―それが漢方医学の強みなのです。