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健康を守る 運動・漢方・笑い

現代の漢方

〜漢方エキス製剤の普及〜
1976年から漢方薬のエキス製剤を健康保険で使えるようになり、漢方は医療現場で急速に普及しました。漢方専門の診療所だけでなく、大学病院や開業医院でも健康保険による漢方治療が可能になり、漢方外来も全国に次々できてきています。
このような流れの中で、漢方医学の知識をもつ医師が求められるようになり、日本東洋医学会でも、漢方専門医・指導医の認定を行っています。
2010年の日経メディカル社の調査では、一般医師の86.3%が漢方薬を使っていると回答しています。漢方薬を使う理由は、「西洋薬だけの治療では限界があるから」という回答が約半数を占めました。「近年、漢方薬の効果が科学的に証明されるようになったため、一般の医師でも受け入れやすくなった」という理由も挙げられています。また、「漢方薬を使ってほしい」という患者さんの要望も強くなっているようです。
コラム1  21世紀の漢方〜健康と長寿〜

漢方薬も西洋薬と同じように効果が証明されつつあり、積極的に治療に取り入れられるようになりました。しかし「症状を取り除くためにただ薬を飲む」というのが漢方治療ではありません。
漢方は、心と体を調和させていくことを目的としています。時には西洋医学の力を借りながらつらい症状の改善を図りつつ、食養生や適度の運動など生活面のアドバイスも加えて、精神面も含めたからだ全体の健康を目指すものなのです。漢方医学は、「健康な状態で長生きしたい」と望む人の強力なサポーターになってくれることでしょう。