制作物のご紹介 >> 小冊子 >> 漢方に親しむ

漢方に親しむ

【コラム】漢方Q&A

漢方薬に関する素朴な疑問にお答えします。
Q1 漢方薬の飲み方を教えてください。水とお湯ではどちらがいいのでしょうか。
    牛乳やコーヒーと一緒に飲んでも大丈夫でしょうか。(35歳・女性)

医師から処方される漢方薬のほとんどが、エキス剤といって顆粒状のものです。実はもともと漢方薬は刻んだ生薬をお湯で煮出す『煎じ薬』で、エキス剤は煎じ薬を飲みやすいように加工したもの。本来の煎じ薬に近づけた状態で飲むほうが効果が期待できるので、できれば小さな湯のみにエキス剤を出し、お湯を注いで溶かして飲むようにしてください。とはいえ職場や出先で、湯飲みやお湯を用意するのは大変です。朝、水筒にエキス剤をお湯で溶かしたものを詰めて持って行くのも一つの方法です。それも難しいなら、ふつうの薬のようにお湯や水で飲んでかまいません。
また、牛乳やコーヒー、お茶などと一緒に飲むと、薬の成分が影響を受けてしまうことがあります。漢方薬の効果を最大限高めるためには、お湯か水で飲みましょう。

Q2 服用してから効果が出るまでどのくらいの期間がかかりますか。
    自分に合った漢方薬は、ずっと飲み続けても大丈夫でしょうか。(39歳・女性)

「漢方薬は効果が出るまで時間がかかる」と思われがちですが、種類によって効果の出方が異なります。たとえば風邪薬として使われるようなものは速効性がある一方で、根本的に体質を改善していくようなものは、時間がかかり、3か月程度たってから効果が表れるケースもあります。
自分の体質に合ったものなら長期間同じ漢方薬を飲み続けても問題ありませんが、漢方薬にも副作用はあるので、必ず専門家(医師)に相談するようにしてください。
また、漢方薬の効き方は個人差も大きく、飲んで数日ですごく良くなったという人もいますし、同じ薬なのに数週間かかったという人もいます。効果が実感できないときは自己判断で辞めるのではなく、医師に相談しましょう。

Q3 漢方薬で症状が改善したら、飲むのをやめたら元に戻ってしまいますか。(37歳・男性)

基本的には、症状が良くなったら中止してかまいません。ただし体質を変えるために長く飲むようなタイプの漢方薬は、急にやめると症状がぶり返してしまうこともあるので、様子を見ながら、徐々に量を減らしていったほうがいい場合もあります。

Q4 漢方薬を長期間服用した場合、副作用の心配はないでしょうか。(50歳・女性)

漢方薬の副作用は西洋薬と比べると少ないものの、薬である以上ゼロというわけにはいきません。飲んでいて調子が悪いと感じたら、いったん服用を中止し、医師に相談するようにしてください。

Q5 中国旅行のお土産に、高血圧によいという数種類の薬草が入ったお茶をもらいました。
    飲んでも大丈夫でしょうか。(47歳・女性)

その薬草がその人に本当に合っているのか、判断がつきにくいものです。また、中国で作られているものの中には作用がとても強いものもあるので、きちんと成分が表示されていない商品については気をつけたほうがいいでしょう。

Q6 以前服用していた漢方薬が残っています。
    同じ症状の場合、服用しても大丈夫でしょうか。(44歳・男性)

一つの症状は同じでも、体質や体の状態が変わっていたり、他の部分は違っていたりすることがあります。自分ではなかなかわからないので、必ず医師に相談してください。