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がん治療と一緒に漢方を

2.手術後、退院後の体調管理に漢方を

手術や抗がん剤、放射線といったがん治療は、体に大きな負担がかかります。どんな小さな治療でも、肉体的にも精神的にも消耗するということです。

治療の前まではふつうに歩いて食べていたのに、治療が始まると、歩けなくなる、食欲がなくなる、気分的にもすぐれない。治療が終わっても回復しないまま、というのは、よくあること。この状態を漢方では「気虚」と言います。「気」は、元気の気、気力の気、体力、食欲の4つを指し、「虚」は不足しているということ。身体が衰えている、体力も気力もない状態です。そこで漢方では、足りなくなった「気」を補う治療をしていきます。

気を補う薬(補気剤)の代表例は、十全大補湯と補中益気湯です。また食欲不振や胃もたれなど消化器症状が強い場合には、六君子湯が使われることもあります。