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漢方で すこやか生活

6.今後の漢方薬への期待


長寿社会の中で生活の質を高める
総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率といい、21%を超えた社会を「超高齢社会」と呼びますが、日本は2007年に超高齢社会に入っています。日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことを健康寿命といい、健康寿命社会の実現に向けて、さまざまな施策が示されています(「21世紀における第二次国民健康づくり運動」)。

漢方薬は、患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)の向上に寄与することが期待されています。前述のとおり、西洋医学的な治療では難渋する疾患に効果が示されたり、副作用を軽減する働きが明らかになってきました。漢方薬は成分が複数であることなどから、まだまだ科学的な解明は難しい状況です。今後科学がもっと発展し、漢方薬の作用メカニズムが解明されていけば、健康寿命社会の実現に貢献できるものと思います。

治療法が確立されていない疾患への対応
(ストレス、ホルモンバランスなどによる疾患)
女性の社会進出が進み、重要な役割を担う女性が増加しています。そのため、ストレスや女性特有のホルモンバランスの乱れから、頭が重い、倦怠感、イライラ、冷えや肌が荒れるなど検査結果からは異常が認められない不調を抱える女性が増えています。病名が特定できないため、治療ができずに我慢してしまう方が多いという状況です。しかし、もっとつらい症状になってしまわないうちに、漢方薬を試してみてはいかがでしょう。漢方薬はそんな女性の不調を改善することが得意なお薬です。