お問い合わせコーナー >> 医師の処方でもらった漢方薬について(医療用漢方製剤) >> 3: 効能・効果について

3: 効能・効果について

1) 知人(家族)にこの漢方薬をのんで効いたからどうぞ、とすすめられたのですが。
のんでもよいでしょうか。

漢方の診療では、病気や症状だけでなく、その人の体質も診て、その人に合った漢方薬が処方されています。同じような病気や症状であっても、あなたにはもっと別の漢方薬が適している可能性があります(同病(どうびょう)異治(いち)といいます)。漢方薬による治療をご希望でしたら、まず漢方薬を処方していらっしゃる医師に診ていただくことをお勧めします。

2) 今まで効いていた漢方薬が効かなくなったのですが、どうしたらよいでしょうか。

漢方薬が効いてくると体質が変わり、そのクスリに対する身体の反応が変化してくることがあるといわれています。また、下剤としての作用をもっている漢方薬は、その時の体調により作用に強弱が出ることがありますので、量の加減が必要になります。何か変だなと思ったら処方医師又は薬剤師にご相談下さい。

3) 処方された漢方薬を、インターネット等で調べたら、
私の病気にあてはまることが書いてないのですが。

インターネット上には様々な情報が飛びかっていますので、特定の情報を参考にすると判断を誤る可能性があります。また、漢方医学専門のホームページの場合、西洋薬の効能・効果とは異なる書き方をしていることがありますので、理解が難しいと思います。 あなたの服用中の漢方薬は、あなたの病気や体質などを考慮して医師の専門的な見知から選択されています。どうしても気になるようでしたら、処方医師又は薬剤師にご相談されることをお勧めします。

4) 以前に処方してもらった漢方薬がよく効きました。今回、同じ症状なので、
残っているものを、またのんでもよいでしょうか。

自己判断で、薬をのんではいけません。以前、漢方薬をのんで調子が良かったとしても、しばらく経っている間に、その漢方薬の適応となる病態(証(しょう)と言います)が、変化している場合があります。従って、同じ病気あるいは症状といっても、別の漢方薬の適応となっているかもしれませんので、改めて診察を受けて下さい。 このように、漢方治療では、同じ病気や症状に対しても、体質や他の条件が異なれば、異なる漢方薬で治療することが多くあります。これを同病(どうびょう)異治(いち)といいます。また、お薬はいつまでも使えるというわけではなく、使用期限を確認する必要があります。

5) 前と異なる病気(症状)で治療を受けたのに、今回も、前と同じ漢方薬を処方されました。
なぜでしょうか。

漢方治療では、病気や症状が異なっても、漢方的に診察して把握された病態(証(しょう)と言います)が前と同じと判断されれば、前と同じ漢方薬が処方されることになります。このように、漢方治療では、異なる病気や症状に対しても、体質その他の条件が同じであれば、同一の漢方薬で治療されます。これを異病(いびょう)同治(どうち)といいます。