漢方薬は、外科手術後の症状改善や、認知症のBPSDにも処方されています。

たとえば、大腸がんの外科手術後、腸管の機能は一時的に麻痺しますが、 そのような状態の改善に大建中湯(だいけんちゅうとう)という漢方薬が広く用いられます。 この処方において、作用メカニズムの解明が進み、科学的なエビデンスも蓄積されつつあります。
また、患者数150万人から200万人と言われている認知症においては、約80%の患者さんに 何らかのBPSD(攻撃的言動や徘徊などの行動障害、幻覚・妄想や睡眠障害などの精神症状)がみられ、 家族を含めた介護者にとっても大きな負担となっています。 そういった認知症のBPSDには、抑肝散(よくかんさん)が使用されています。