2022年度「日漢協 医療経済学的研究に係る研究助成」採択内容
「日本漢方生薬製剤協会」は、令和4年1月1日~3月31日の期間で公募した2022年度「医療経済学的研究」に係る公募について、実施要項および研究助成の選定内規に基づき厳正な審査を行い、下記のとおり4月末日付けで採択課題を決定しました。
研究課題名 | 施設名 | 研究代表者名 | 部署・役職 |
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「大規模診療データベースを用いた消化器癌・乳癌手術における周術期の漢方薬の医療経済学的研究」 | 東京大学医学系研究科 | 小西 孝明 | 外科学専攻 乳腺内分泌外科学 |
「集中治療領域における漢方製剤の医療経済学的研究:DPCデータを用いた大規模データベース研究」 | 東京大学医学系研究科 | 大邊 寛幸 | 公共健康医学専攻 臨床疫学・経済学 |
「機械学習を用いた漢方製剤の処方および継続の予測と医療経済分析」 | 東京大学医学系研究科 | 山名 隼人 | ヘルスサービスリサーチ講座 特任講師 |
「特定健診データを活用した漢方薬の生活習慣病予防に関する経済効果の探索研究」 | 日本経済大学大学院 | 赤瀬 朋秀 | 経営学研究科 教授 |
「医療経済学的研究助成」基本情報
2022年度「日本漢方生薬製剤協会 医療経済学的研究に係る研究助成」実施要項
日本漢方生薬製剤協会(以下、日漢協)は、高品質な漢方製剤、生薬製剤および生薬の安定供給とその普及・発展を通じて、医薬品業界の発展と国民の皆様の健康に貢献すべく会員会社一丸となって活動しています。
日漢協では2017年3月の「国民の健康と医療を担う漢方の将来ビジョン研究会」の提言を受けて、2018年に「漢方の将来ビジョン2040」を公表しました。このビジョンの実現を加速すべく、ビジョン項目ごとに10年後および20年後の理想状態を描いた「あるべき姿」、工程表である「ロードマップ」を策定しました。
このたび、さらなるエビデンス集積と有用性の確立に向け、助成事業を実施することと致しました。
下記要項をご確認のうえ、ご応募お願い致します。
1.趣 旨
漢方製剤等がこれからも国民の健康と医療に貢献し続けていくために、さらなるエビデンス集積と有用性の確立に向け、高齢者疾患、がん支持療法等の漢方薬が期待されている分野において医療ビッグデータ等を用いた医療経済学的研究に対し助成するものです。
2.研究課題
漢方製剤等の医療経済学的研究(特定臨床研究は除く)
3.応募期間と方法
2022年1月1日から2022年3月31日まで
3月31日必着にて所定の応募様式を事務局あてにメールにてご応募ください。
4.応募資格
応募資格は国内の大学、医療機関、研究機関等に所属し、かつ、応募に係る研究課題について研究実施計画の策定や成果発表を行う研究者
5.研究期間
2022年5月1日~2023年3月31日
6.選考方法
提出された申請書に基づき、外部専門家ならびに事務局にて審査致します。
7.助成金額
総額200万円(1件50万円~100万円で数件程度)
8.助成方法
原則、単年度助成と致します。
9.研究者の義務
➢助成交付後、2023年4月末日までに研究報告をご提出いただきます。
➢論文投稿など対外発表する場合には日漢協への謝辞を記載いただきます。
➢国民の健康と医療を担う漢方の将来ビジョン研究会など日漢協が主催または共催する場で研究成果のご発表を依頼することもあります。
➢研究終了後経費使用明細書をご提出いただきます。
【問い合わせ先】
日本漢方生薬製剤協会 事務局(担当:小川 出)
〒113-0034 東京都文京区湯島3-7-7 オーシャンズファイブ4F
TEL:03-6284-2524 FAX:03-6284-2534 E-mail:ogawa@nikkankyo.org