ホーム >> お問合せ >> 薬局・薬店で購入した漢方薬について

用法・用量について

1) 漢方薬は、なにでのむのが一番よいでしょうか。

コップ一杯の水又は白湯【さゆ】(お湯)でのんで下さい。出血や吐き気のあるときは、冷たいお水でのんだ方がよいともいわれています。また、胃腸の弱い人は、胃腸への負担が軽減されるので、白湯でのむ方がよいでしょう。

2) 水又は白湯【さゆ】(お湯)以外のジュースや牛乳などでのんでもよいでしょうか。

漢方薬の中には、その苦みなどの味や香りで胃の働きを活発にする目的で用いられるものもあります。従って、多少のみにくいと思われても、できるだけ水または白湯【さゆ】(お湯)でのむようにして下さい。牛乳、ジュースなどは薬と相互作用を起こす可能性もありますので、お止め下さい。

3) 子供がいやがってのまないのですが、どうすればよいでしょうか。

オブラート又は服薬用のゼリーに包んだり、水飴をからませて服用したりする方法もあります。またお子様にきちんと薬をのむことの大切さを納得させて下さい。親御さんが安易にお子様に同調してしまいますと、次第にのまなくなってしまいます。一口に漢方薬といっても、味はそれぞれ異なり、意外とおいしい味のものもあります。上手にのめたときは誉めてあげることも大切です。

4) 錠剤はつぶしてのんでもよいでしょうか。また、カプセルは中から出してのんでもよいでしょうか。

ご自身の判断でそのようにされるのは、いろいろな問題が生じる心配がありますので、事前に、販売店の薬剤師又は登録販売者にご相談下さい。

5) オブラートに包んでのんでもよいでしょうか。

漢方薬の中には、その苦みなどの味や香りで胃の働きを活発にする目的で用いられるものもあります。どうしてものみにくい場合以外は、できるだけそのままおのみ下さい。

6) 添付文書に書かれている時間にのみ忘れてしまいましたが、どうしたらよいでしょうか。

基本的には思い出したらすぐにのむようにして下さい。ただし、次に服用する時間間隔が短いときは、忘れた分はのまないようにして、次の服用時間から服用を再開して下さい。のみ忘れたからといって、忘れた分を一緒に服用しないようにして下さい。

7) 漢方薬は、いつのんだらよいのでしょうか。

漢方薬は一般的には、食前(食事の30分~1時間前)、食間(食後2時間)あるいは空腹時にのみます。しかし、普通のお薬のように食後服用のこともありますから、用法・用量の記載を確かめて、その指示に従ってのんで下さい。

8) 間違って量を多くのんでしまった場合や、服用者以外が間違ってのんでしまった場合は、どうすればよいでしょうか。

すぐに、医師又はお買い求めいただいた薬局・薬店でご相談下さい。

9) 効きめが弱いと思うので、のむ量を増やしてもよいでしょうか。

副作用が出やすくなったりする場合もありますので、おやめ下さい。添付文書にあります用法用量を守って正しくお使い下さい。

10) 症状がだいぶよくなったので、のむ量を減らしてもよいでしょうか。

自己判断でのむ量を減らす前に、お買い求めいただいた薬局・薬店で再度ご相談下さい。